フロアコーティングを行うメリットは床に傷がつきにくい、汚れても簡単に掃除が出来るなど多くが言われるものですが、デメリットというものはないのでしょうか。一般的にフロアコーティングはその種類にもよりますが、光沢がでて美しく見えるものが多いものです。ガラスコーティングなどは光を美しく反射して綺麗に見えるものですが、表面が滑りやすくなってしまう欠点があります。要は常にワックスが効いている状態になるので、非常に滑りやすくなるのです。
そのため、小さい子供がいる家庭では、子供が走って転んでしまうことが多くなるため、注意が必要です。また、コーティング剤が床の材質に染み込むことが有るので、木材の床の上に行う場合には注意が必要です。表面が塗装されている床であればコーティング剤の浸透を防いでくれるので問題にはならないのですが、無垢の床などの場合にはコーティング剤が木材の繊維に浸透し、木材のわれを誘発する危険があります。さらに、UVコーティングについてはその工程上、木材に熱が加わってしまうため、歪みなどを発生させる危険があります。
このようにフロアコーティングはコーティングを行う場所を選ばないと、大きなトラブルを生んでしまうのです。しかし、適切に使用すればメリットも非常に多いものです。フローコーティングをした床のメンテナンスのしやすさは大きく、一度行うと通常の床のメンテナンスは出来ないとも言われます。フロアコーティングのメリットとデメリットをしっかりと見極めて適切に行うことで、その効果を活かした快適な生活を送ることができます。